EFO観点でのボトルネック分析・機能追加とUI全面改修で、申込完了率最大10.35%向上を実現
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本施策では、九州カード株式会社さまの申込フォームにおけるUI改修を支援しました。既存フォームでの高い離脱率や入力のしにくさなどが課題でした。そこで、データに基づきボトルネックを分析し、EFO(入力フォーム最適化)の観点からUIを全面的に改修。モバイル利用を前提としたデザイン刷新や入力補助機能の実装により、申込完了率を最大10.35%向上させ、顧客体験の改善とビジネス成果の向上に貢献しました。
施策内容
施策1:EFO観点でのボトルネック分析と定性評価
過去のテスト結果と既存フォームの詳細な分析により、ユーザーがフォーム入力のどの段階で、どのような理由で離脱しているのかをEFO観点で分析し、特に、「規約同意」「申込者情報入力」「サービス選択」の3つの画面で離脱率が高い状態が続いていることが判明。また、UIの使いにくさや入力項目のわかりにくさなど、お客さまのフォーム体験でのさまざまな課題が浮き彫りになりました。
施策2:申込フォームのUIデザイン開発
分析で判明した高い離脱率と操作性の課題を解決するため、申込フォームをモバイルでの利用を前提に全体を再設計。文字サイズや入力欄の大きさを最適化し、視認性と操作性を大幅に向上させました。さらに、ボタンやナビゲーションのUIも見直し、ユーザーが直感的に迷わず入力できるデザインを実現しました。これらの改修は、PCとモバイルそれぞれのモジュールリストを作成し、現行課題の解決と一貫したユーザー体験を担保するための抜本的なモジュール再構築の一環として実施しました。
開発した申込フォーム
デザインモジュール
施策3:EFOの実装
一方EFO機能の実装対応では、機能的な不足やエラー表示の課題を解消するため、以下4つの機能を追加しました。
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機能 |
目的 |
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自動入力補助機能の追加 |
ユーザーの入力手間を軽減しエラーを防ぐため |
| 入力データ損失防止確認機能を追加 | ユーザーの誤操作によって入力内容が消えるのを防ぐため |
| 必須項目未入力時の遷移防止機能 | 未入力での誤遷移防止のため |
| 各項目の入力ステータス可視化機能 | ユーザー自身でエラー箇所を確認する手間を改善するため |
取り組みの成果
申込フォーム改修後、全体の申込完了率は7.57%改善。特にスマートフォンでは申込完了率が10.35%改善と堅調な増加が確認できました。
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項目 |
改善値 |
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全体申込完了率 |
7.57%改善 |
| モバイル申込完了率 | 10.35%改善 |
※2025/3/25~5/12と2024/3/25~5/12の昨年度同期間で比較
メンバーズフォーアドカンパニーは、データドリブンなアプローチを通じて、お客さまのビジネス目標達成に貢献できるよう、今後も顧客成果にアジャストするCRO支援に尽力してまいります。
ご担当者さまからのコメント
開発期間が限られた中で、迅速かつ柔軟にご対応いただき、ありがとうございました。弊社が目指していた申込フォームの形を実現することができ、大変満足しています。
(最終更新日:2025年11月)
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