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SFA活用の再スタート。Salesforce業務の効率化を目指したSalesforce研修・資格取得支援

メンバーズは、オートビジネスサービス株式会社さまのSalesforce環境にあわせたカリキュラムを作成し、資格取得と社内環境理解の両軸でサポートしたSalesforce研修・資格取得支援を実施。支援前に抱えていたSalesforce運用面での課題や、研修を受けての感想などを伺いました。
- オートビジネスサービスさまがおこなっている事業・サービスを教えてください。
福壽氏:お客さまが日々、ビジネスで使用する車両管理が当社の主なサービスです。車検、リース契約など期間が設けられているものの管理、整備工場とのやりとり、ガソリン・高速道路で使用するカードの管理などをおこなっています。私たちが車両管理の専属サポートデスクといった形でお客さまを支援しています。
- 福壽さまや岡山さまが所属されている総合企画部のミッションや役割を教えてください。
福壽氏:主なミッションはシステム関連の業務で、保守から機能改善までおこなっています。私たちの役割は、会社全体のシステムのDX推進や、そのための研究、社員教育などです。一方で、コンプライアンスやガバナンスなど社内の監査も担っています。
Excel管理から脱却。Salesforceで実現する業務効率化
- Salesforceは10年以上前から導入されていたそうですが、運用面でどのような課題がありましたか?
福壽氏:私たちがこの部に来る前からSalesforceは導入されていましたが、当時は利用目的が明確になっていない状態で運用されており、社内でも定着している様子はありませんでした。今でこそ営業システムを使うことが一般的になりつつありますが、当時は感度の高い人だけが積極的にSalesforceを利用していました。
使わなくても仕事はできるため、利用頻度にばらつきがあり、全社的にSalesforceを使わなくていいのではないかという判断になりました。業務上必要な人以外はライセンスを返却し、Salesforceを積極的に利用しない時期がありました。その頃の商談はExcelで管理しており、毎月、導入進捗や数字の報告のために資料をアップデートしていて、非効率な状態でした。
2022年に私が営業部から総合企画部に異動してきたことをきっかけに旗振りしやすい立場になり、積極的にSalesforceを活用して、「見える化」と「スピード感のある情報共有」を推進していきたいと考えていました。
- メンバーズにはどのような形でご相談いただいたのでしょうか?
福壽氏:当社は経営目標に「SFAを活用した新たな『車両管理スキーム』の確立・定着(業務品質向上&効率化)」を掲げており、Salesforceに対する知識の底上げに取り組みたいと考えていました。実際に日々、Salesforceを利用する営業やお客さまと相対する人たちの知識、技術のレベル向上を図りたく、メンバーズさんへご相談したところ快諾いただけました。
- 研修を受けてみての感想を教えてください。
福壽氏:3ヵ月間にわたり、伴走支援をしていただきました。最初の1ヵ月間は当社のSalesforceのシステム環境を疑似的にコピーしたものをお渡しして、実態に沿ったカリキュラムを作成してもらいました。
残り2ヵ月間は週2回2時間半のペースで実際の管理画面とテキストを使った研修や、週1回の相談の場をオンライン上で設けていただきました。オンライン研修は受講人数に制限がなく、参加人数は私たちも含めて合計20名ほど。通常、営業が触れないシステムの裏側まで深く学ぶことができました。
- 参加された方の感想はいかがでしたか?
岡山氏:参加者に感想を聞くと「難しい」という反応が多く、簡単という人はいなかったですね(笑)
福壽氏:私たちとしては、レポートやダッシュボードの構成や背景を知ることで、新たな発想が生まれるきっかけになればいい、と考えて今回の研修を用意しました。参加者には感度の高い人も多かったので、「こういう使い方もできませんか?」といった質問をされたこともありました。
- 研修の中身や対応スピード、サポート対応などはいかがでしたか?
福壽氏:何度か現場や私たちから要望をお渡ししたのですが、NOは1つもなかったです。ほぼすべての要望を叶えていただいて、かつスピード感もあり、現場から事務局に対して注文が入ることはほぼありませんでした。非常に柔軟に対応していただけて助かりました。
Salesforceを活用して、データ集計から分析フェーズへの移行を目指す
- 研修後の社内での効果や期待されていることはありますか?
福壽氏:研修が10月に終了したばかりのため、具体的な効果が現れるのはこれからです。事務局としては、資格取得に向けた準備をしていくので、ぜひ多くの方に受験してほしいと思っています。また、研修で得た知識から手順通りに今までと同じ業務をおこなうだけでなく、新たに業務品質向上や効率化の発想につながることを期待しています。
- 今後Salesforceを活用してやりたいことがあれば教えてください。
福壽氏:ビジョンを達成するために、Salesforceをどこまで使い倒せるかだと思います。まずは業務を標準化するためにSalesforceの活用でデータ集計の業務を効率化し、分析のフェーズに進みたいと考えています。
岡山氏:Salesforceでリアルタイムに数値を確認できるように情報をまとめていきたいですね。
福壽氏:数年かけて成約リストなどのデータを蓄積し分析していき、お客さま一人ひとりに合った提案をしていきたいです。Salesforceを活用している方がよくされる提案方法だと思うのですが、現場ではなかなか実現できていないのが現実です。
私としてはそういう営業スタイルが理想であり、実現できれば、営業以外の場面でも「オートビジネスサービスはかっこいい会社だな」と思ってもらえるなど、採用の面でもプラスに働くかもしれません。より魅力的な会社にするためのツールの1つとしてうまく活用していきたいです。
(最終更新日:2024年11月)
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社名 | オートビジネスサービス株式会社 |
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業界 | 法人サービス |
課題 | DXの内製化を推進したい データ活用・分析を推進したい |
主な支援サービス | マーケティングツール |
