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ノーコードツール導入により、効率的なサイト運用、内製化を実現しCO2排出量の削減に貢献

背景・目的 |
北九州パワーさまは、「地域固有の低炭素エネルギーの地産地消を実現し、市内の低炭素化ならびに中小企業の下支えをおこない地域産業の活性化へ寄与する」というミッションを掲げている。 |
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成果 |
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施策実現の背景/過程
北九州パワーさまはこれまでWebサイトの運用にWordPressを利用していたが、自社内でのツール操作の難しさや、仕様による更新箇所の制限などのため、情報を積極的に、より魅力的に発信していくことに課題を感じていた。
具体的には、ページの情報発信や修正をよりフレキシブルに、効率的に行いたいという課題と、サイトイメージをより魅力的なものに刷新したいという要望があった。
そこで、CMS基盤のリプレイスも視野に入れたWebサイトのリニューアルをメンバーズに相談した。
上記課題を解決するため、メンバーズは専門的なスキルや知識がなくとも自社でのサイト更新や運用が可能なノーコードツールを導入することを提案し、自社で手軽に魅力的な情報発信ができるWebサイト化を検討し、採用された。
メンバーズの役割・施策内容
サイトコンセプト開発、情報設計・デザイン、ノーコードツール(STUDIO)導入
・Webサイトのあるべき姿、コンセプト・デザイン作成
北九州パワーさまが取り組まれている「地域固有の低炭素エネルギーの地産地消を実現」に向けて、「地域のエネルギーで豊かな未来を」というワードをメインメッセージにした。また再生可能エネルギー・地産地消を連想する「未来・優しさ」をデザインキーワードとし、テーマカラーは緑を基調に、丸みを帯びたオブジェクトをサイトの各所で使用した。

▲Before

▲After
・ノーコードツールを活用したWebサイト制作/運用
ノーコードツールの導入により、運用・更新にかかる工数を効率化し、内製でのフレキシブルな更新が可能になった。また、サイト全体の更新が可能となり、より自由度の高いサイト更新を内製で行えるようになった。
・ノーコードツールを活用したWebサイト運用設計
北九州パワーさまがいつでも発信したい内容をフレキシブルに更新できるように、更新手順の作成やコンテンツならびに訴求方法を含む編集設計を行い、OJTによる伴走型で内製化を進めた。
また、サイト運用を通じて収集したデータを基点に、先方のマーケティング活動や営業活動に活かすためのPDCA設計も実施した。
取り組みの成果
ノーコードツールを活用したサイトリニューアルにより、以下を実現した。
- 専門的なスキルを持たない自社社員でも簡単にサイトの更新ができるようになり、内製化により更新頻度が向上した。
- デザインの刷新により、自社の想いやメッセージをより魅力的に伝えることが可能になった。
- サイトリニューアルの過程で、社の方針に従い環境負荷の軽減も考慮した。結果として、従来比で約65%の環境負荷軽減を実現した。
ソースコードの記述が不要なため短期間かつ画面操作だけで直感的に開発を進められることから、非エンジニアでも簡単にWebサービスの開発や運用をおこなうことができる点が特徴。
※2 Webサイトにおける環境負荷数値計測ツール(Ecograder)を使用し、主要ページに対するリニューアル前後の環境負荷を比較。
Ecograderは、アメリカのデジタルマーケティングエージェンシーMightybytesによって開発・運営されているウェブサイトの環境への影響を評価し、改善点を提案するツール。
参照:https://ecograder.com/
Webサイトのエネルギー消費量、パフォーマンス、デザイン、SEOを分析し、総合的なエコスコア(環境負荷評価)の算出が可能。
スコア算出には、CO2.jsやPageSpeed InsightsのLighthouseが使われ、スコアや二酸化炭素排出量の算出方法が明確。CO2.jsはGreen Software FoundationのGreen Web Foundationが作成しており、同団体ではグリーンホスティングの認定なども行なっている。
なお、評価結果に基づき、ページの重さ、UXデザイン、グリーンホスティングの3つの観点から改善策を提案する機能があり、具体的な改善方法には、画像の最適化、サーバーの効率化、コードの簡素化などがある。
(最終更新日:2024年5月)
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