メンバーズ、障がい者雇用支援を行う子会社を設立

今後ますます本格化が予測されるデジタル経済において、その担い手であるインターネット専門職は求人倍率が4.50倍と、すべての職種の中で人材不足が深刻であり（※1）、優秀なプロフェッショナル人材の確保が企業経営の大きな課題となっています。人材不足の解消と障がい者の法定雇用率引き上げを背景に、企業は障がい者の採用を強化していますが、特に都内では障がい者の求人倍率が高く、今後も採用競争は激しさを増していくことが予想されます。また、障がい者向けの就労支援サービスは多く存在しますが、障がい者が雇用する企業の事業に直接携わり、貢献できるケースが少ないのが実情です。

このような背景のもと、メンバーズは、地方の障がい者、特に発達障がい者の遠隔での都内企業への雇用を支援する子会社「株式会社メンバーズギフテッド」を設立し、デジタル業務を本業とする企業を対象にした雇用支援サービスを開始します。障がい者には、デジタルテクノロジー技術の教育支援を行い、雇用企業の事業に直接貢献できる働き方や体制づくりを目指します。

メンバーズは心豊かな社会の実現に向けて、事業を通して社会課題を解決するCSV（※2）経営を推進しています。EMC（※3）事業では顧客企業である大手企業に向けてCSVの啓蒙と支援を行い、デジタル人材事業では社会課題解決型ベンチャーを人材面から支援しており、今回提供を開始する障がい者雇用支援サービス事業においては、メンバーズ自らのCSV事業と位置づけ手がけていきます。

メンバーズギフテッドは、障がい者に安心して長く就労できる機会・環境を提供することで、多様な働き方と可能性を社会に広げてまいります。将来的に、就労1,000名規模に拡大することで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

「障がい者にとっての豊かさ」を追求するため、以下の環境を提供します。

1. 自立可能な給与・待遇、福利厚生の充実
2. 働きやすい環境の整備
   社員個人の状態に応じた個別の調整や変更を行う「合理的配慮」やオフィス環境の整備
3. 専門性を活かした仕事の提供
   顧客となるIT企業の本業であるエンジニアリング業務への従事
4. デジタルテクノロジー技術の継続的な能力開発機会の提供

ギフテッドとは、ほぼ生まれつき授かった優れた才能を持つ個人のスキルを発揮できるようにとの願いを込めて社名に採用しています。

株式会社メンバーズ 広報担当 江口

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