アジャイル開発スクラム運用
Webアプリケーション開発、AI、IoTなど高い専門スキルを持ったエンジニアを日本全国の開発拠点で顧客企業ごとに専任チームとして編成します。
ITエンジニアは今後も大きく不足します。本当に自社で採用・育成できますか?
近年のIT人材マーケット拡大に伴い、2030年にはIT人材が78.9万人(注 1)が不足すると言われています。またインターネットサービス企業に限らず、一般企業も含めたエンジニアの獲得競争が過熱しており、多くの企業が優秀なエンジニアを採用・育成し、長期間働き続けてもらうことが困難な状況になっています。
メンバーズの「チーム型ニアショアシステム開発(アジャイル開発スクラム運用)サービス」では、東京を中心とする首都圏の企業を主要顧客とし、Webアプリケーション開発、AI、IoTなど高い専門スキルを持ったエンジニアを日本全国の開発拠点で顧客企業ごとに専任チームとして編成します。エンジニア専門カンパニーである「メンバーズエッジカンパニー」が運営いたします。
- 高い専門スキルを持ったエンジニアを顧客企業ごとに専任チームとして編成し、サービスを提供(準委任契約)します。
- 首都圏の企業を主要顧客とし、TV電話などの活用により、顧客企業・地方拠点間での直接コミュニケーションを実現します。
- 認定スクラムマスター(注 2)の資格を有する社員を中心としたアジャイル型の開発で、生産性を向上します。
- 経済産業省、2016年6月10日発表「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました」より
- 認定スクラムマスター(CSM):Scrum Alianceが認定する資格
ITエンジニアのリソース戦略に国内ニアショアという選択肢
オンサイト、海外オフショアと比較しても、国内ニアショアには十分なメリットがあります。

チーム型ニアショアシステム開発(アジャイル開発スクラム運用)サービスのメリット
- ラボ型契約(準委任契約)で貴社専属チームをニアショア拠点に結成します。
- 自社の内製チームのように思いどおり業務指示が可能です。
- 採用コスト、人材育成コスト、オフィスコストがかかりません。

チーム型ニアショアシステム開発(アジャイル開発スクラム運用)のメリット
自律的なチーム運営
面倒なエンジニアの個別管理が不要
アジャイル開発の手法を取り入れ、プロジェクトの作業フローや生産性を見える化するとともに、ビジネスコミット型・課題解決型のチームを結成することで、お客さまのエンジニア管理の手間を省きます。
柔軟なリソース調整
リソースの増減に柔軟に対応
エンジニア専門会社の規模を生かして、リソース増減にも柔軟に対応します。また、貴社の中長期的なリソース計画に基づき、貴社技術要求に合わせた採用活動や人材育成活動も可能です。
チームへのノウハウ蓄積
ノウハウの外部エンジニア依存を抑止
開発プロセスやルールはフロー化、マニュアル化することで、ノウハウをチームに蓄積できます。また、開発を貴社内制に切り替える場合は、チーム内に貴社エンジニアを徐々に加入するなど、柔軟な引継ぎが可能になります。
チーム型ニアショアシステム開発事例紹介:ポータルサービス運営会社さま
ポータルサービスの保守・改善をご支援しております。TV会議、チャット、 Skype等を使用して、北九州にいるメンバーズエッジの開発チームと顧客企業さまの開発チームをつなぎ、ダイレクトにコミュニケーションを行います。毎日の朝会、スプリントごとの振り返りなど、日々の業務を合同で行い、ご担当者さまとワンチームとなったシステム開発を実施しています。
ご支援内容
ポータルサービスの保守・改善
技術/ツール
■言語/プログラミング言語:PHP, SQL
■ミドルウェア:MySQL, KVS, Xtrabackup, Nginx
■インフラ:AWS
■コード管理:Github
■タスク管理:Backlog, redmine
■コミュニケーション:slack、skype
チーム環境
スクラムで、スプリントごとにプランニング、レビュー、リリースの振返りを実施し、課題を早く見つけ改善していけるチーム作り
体制
エンジニア6名(うち認定スクラムマスター1名)
ご支援体制

チーム型ニアショアシステム開発(アジャイル開発スクラム運用)の主な技術カバー領域
上記スキルを基本スキルとし教育プログラムを整備しています。また、貴社のご要望に合わせた技術教育も可能です。

チーム型ニアショアシステム開発(アジャイル開発スクラム運用)チーム立ち上げのご支援体制(例)
チーム(プロジェクト)立ち上げ時は一部チームメンバーが常駐し、業務の整理、引き取りを行うことで、スムーズな立ち上げを実現します。

スクラム型の運用フロー(例)期間・プロセス
定期的に全員で目標を振り返ることで、自発的なチームを作り、貴社開発チームとOneチームでサービス価値を高めていきます。
案件で重要視する共通指標/目標の共有
案件(プロジェクト)開始時に、生産性等の継続的に追う共通指標/目標と、案件で重要視する項目を定め、全員が共通認識をもち開発・振返りができる状態を作ります。
スプリントプランニング(プロダクトバックログ作成)
アジャイル型のスクラム開発のノウハウをベースにした運用プロダクトバックログ(要求一覧)を作成し、作業するタスクを整理します。
2~4週間単位でスプリント実施/レビュー開催
1スプリントを2~4週間に設定し、スプリントを1単位として、運用を行います。
スプリント振返り
2~4週間ごとにメンバー全員で、スプリントを振り返ることで、早期に課題を発見し改善に活かします。
共通指標/目標(生産性等)の共有
スプリント毎または月単位で、共通指標の確認も行っていきます。
補足:アジャイル開発とは
「アジャイル開発」という手法(方法)を聞いたことがありますか?
様々なWebサービスやアプリが乱立し、ユーザーニーズやユーザーストーリーが多様化する中でヒットするWebサービスやアプリを作ることはますます難しくなっています。
「アジャイル開発」とはソフトウェア開発手法の一つですが、変化に強いことが大きな特徴で、立ち上げたサービスを仮説検証やテストをしながらヒットするサービスに成長させていくことに最も適した手法と言われています。
世界的には米国中心に開発手法が体系化され大手企業でも積極的に導入が進んでおり、Facebookやマイクロソフトなど世界的に有名な企業でもアジャイル開発が採用されています。
アジャイル開発とよく比較に出される開発手法として、「ウォーターフォール」が取り上げられます。
ウォーターフォールでは、「要件定義」「設計」「実装」「テスト」といった形にシステムの開発工程を分断(工程完結)して、各工程で後工程のインプットとなる成果物を作成します。例えば、設計であれば「システムの仕様書」「画面設計書」といったものです。
原則として順序を飛び越えて先に進んだり、スケジュール工程が後戻りすることはありません。滝の流れのように工程から工程へ流れる様子を例えて「ウォーターフォール」と言われています。
Web制作ではよく使われている開発手法で、馴染みのある方が多いのではないでしょうか。それに対して、アジャイル開発は、変化にすばやく適応することに主眼を置き、動くソフトウェアを重視してどんどん開発を行います。
もちろん一度作ったソフトウェアは変更することが前提になっているので、素早くスクラッチ&ビルドを繰り返し、より柔軟かつ迅速にユーザーにとって価値あるサービスにしていくことを可能にしています。
また、作ることを重視したチーム(プロジェクト)でデザインを行うデザイナーやプログラミングを行うエンジニアや技術者が一体となってプロダクトを作り、プロジェクト管理していくことも特徴の一つです。
アジャイル開発の特徴
- 変化を受け入れる、変化に強い
- 動くソフトウェアを重要視、ドキュメント最小限
- 開発中心のチーム編成
アジャイル開発に向いている案件
- Webサービス
- コミュニティ
- スマートフォンアプリ(特にCRMを目的としたもの)
など継続的運用が必要かつ不確実性が高いソフトウェア
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