株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:剣持 忠、以下「メンバーズ」)は、2030年までに基準年収を1.6倍へと引き上げることを目指す「Creator's Value 1.6」を推進し、2022年4月からの給与改定において全社員約1,800名を対象にベースアップを実施いたします。また、5月10日に発表した2022年3月期決算における業績伸長に伴い、決算賞与の支給を決定しました。
少子高齢化が進展し、労働力人口の減少が見込まれる日本社会において、国全体でデジタルテクノロジーを活用した労働生産性向上に取り組むことが求められる中、政府は成長と分配の好循環による新しい資本主義を実現する分配戦略の柱として「賃上げ」と「人への投資」を掲げています。
一方、2030年には最大79万人のIT人材が不足する(※1)と予測されていることや、IT人材の平均年収は欧米と比べ約1.6倍もの差があるとも言われており、IT人材の育成・輩出と同時に、IT人材の価値向上に取り組むことが急務とされています。
メンバーズでは、2030年までに自社で1万人の人材採用を実行し、デジタルクリエイター(※2)として育成、デジタル経済社会における価値創出の主役として世の中へ輩出し、それらの人材育成ノウハウを日本中のあらゆる人々に教育プログラムとして提供することで、日本社会の持続的成長の実現に取り組んでいます。
2016年から取り組んだ3カ年計画「みんなのキャリアと働き方改革」(※3)では、月平均残業時間15時間と年収27.5%アップを達成、2020年からはデジタルクリエイターの価値向上を目的として、2030年までに社員の基準年収を欧米並みの水準まで引き上げることを目指す「Creator's Value 1.6」を推進しています。社員の多様な働き方推進と労働生産性の向上を同時に実現することで、適切な利益を伴った成長と社員への報酬としての還元を続けています。
この度、「Creator's Value 1.6」の一環として、さらなるIT人材の価値向上と適切な報酬を社員に還元することを目的に、ベースアップの実施と決算賞与の支給を決定しました。
対象:メンバーズグループ全社員
ベースアップ率:0.2~1.2% ※等級に応じて変動
時期:2022年4月から実施
対象:メンバーズグループ全社員
支給額:10,525~63,715円 ※等級に応じて変動
支給日:2022年6月15日
今回のベースアップの実施と決算賞与の支給により、リーダー層のリーディングプレイヤー等級の最上位グレードの場合、2.0%の賃上げ率となりました。
2020年5月8日に発表したVISION2030(※4)では、重要施策の1つとして2030年までに社員の基準年収を現在の約1.6倍にあたる欧米並みの水準まで引き上げることを目指す「Creator's Value 1.6」を掲げています。具体的な引き上げ額に関しては、リーダー層のリーディングプレイヤー等級の最上位グレードの場合、2020年時点の年収500万円(残業代含まず)を2030年には1.6倍の800万円に引き上げるため、ベースアップと決算賞与で年6%ずつ引き上げていく計画です。
2020年10月に全社員約1,500名を対象に7,000円のベースアップを実施しました。さらに2021年4月には若手層を対象にしたベースアップと新卒初任給22,000円の引き上げも行いました。
https://www.members.co.jp/company/news/2021/0210.html
2021年3月期業績に基づき、全社員約1,500名を対象にベースアップと決算賞与の支給を行いました。2020年10月に実施したベースアップを合わせると賃上げ率は最大7.1%となり、「Creator's Value 1.6」で計画する年6%の賃上げを達成しました。
https://www.members.co.jp/company/news/2021/0511.html
今後もメンバーズは顧客への高い価値提供と生産性向上を同時に実現し、それらの成果に連動したルールに基づいて賃上げを実施していきます。デザイン思考とアウトプット志向を有するデジタルクリエイターが、今後の経済活動と社会課題を解決する中心であることを示していくとともに、経済の好循環の実現に向けて貢献してまいります。
メンバーズでは、緊急事態でも安全を確保しながら業務を継続・遂行が可能な「新しい働き方」として、これまでの全員がオフィスに出社する働き方から、生活様式の変化に対応したオンライン中心の働き方に移行しております。このため大変ご不便をお掛けいたしますが、お問い合わせは下記フォームもしくはメールにてお願いいたします。