株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:剣持 忠、以下「メンバーズ」)は、持続可能な社会を創造するビジネスアイデアを大学生から募集し、優秀なアイデアを表彰する「第4回大学生CSVビジネスアイデアコンテスト」の本選を10月10日(土)にオンラインにて開催しました。
本コンテストは、学生と大手企業との共創によって、新たなCSV事業やプロモーションを創出し、企業や地球環境にとって持続可能な社会実現を目指すことを目的としています。本選には全国の大学生45チーム・総勢200名超の応募の中から選ばれた9チームが出場しました。9チームによる最終プレゼンテーションを経て、4チームが「株式会社湘南ゼミナール」「三井住友カード株式会社」「株式会社良品計画」が選定する「企業賞」のほか、メンバーズが選定する「メンバーズ賞」を受賞しました。
賞名 | 大学名/チーム名 | 概要 |
湘南ゼミナール賞 | 専修大学 陸チーム |
100年後の教育をテーマにした他民族共生社会における教育環境の提供によるビジネスアイデア |
三井住友カード賞 | 大分大学 origin① |
食品ロス問題をテーマにしたキャッシュレスアプリの活用によるビジネスアイデア |
良品計画賞 | 大分大学 Catchers |
空き家問題をテーマにした空き家テーマパークの活用によるビジネスアイデア |
メンバーズ賞 | 産業能率大学 チャムチャムちゃむ |
空き家問題をテーマにした新しい住み方の提案によるビジネスアイデア |
一般的なビジネスコンテストとは異なり、「【より良い】未来を切り拓くために【どんな価値を生み出す事業や仕組みが良いのか】と考え、そのアイデア・スキームを競い合う」というCSVビジネスアイデアコンテスト。「未来をより良くしたい!」という学生の熱意をとても感じ、一社会人として学びの機会となりました。弊社のミッション「教育百年を創造する」というフレーズはCSV的な視点を併せ持っており、今回の発表を受けて「社会のインフラである「教育」を【より良く】すれば、未来も明るくなるんだ」と改めて確信することができました。
マイケル・ポーター氏がCSVを提唱してもう少しで10年。学生たちの発表を目の当たりにし、「共有価値を作り出す」という発想の立ち位置である「 社会価値と企業価値は異なる価値観がある、だからその両者を満たす止揚的価値が必要だ」という観点が将来的に無くなっていくんだな、「そもそも共有価値でなければ企業価値などないに等しい」という時代が到来するんだな、と直感的に思わされました。
メンバーズさまのCSVへの取り組み、弊社としても引き続き関わってまいりたいと思います。
この度はコンテストに参加させていただき、ありがとうございました。学生の皆さまも熱い想いをもってテーマに挑戦いただき、大変感謝しております。企業に長く勤めていると思い浮かばないアイデアや発想が多く盛り込まれていて、どのチームのアイデアも素晴らしいものでした。
日本の社会を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、特に若年の皆さまは強く感じているのではないでしょうか。今回のテーマである「キャッシュレスでゴミを減らそう!」には、健全なキャッシュレス市場の実現への貢献だけでなく、キャッシュレスを通じて社会をより良くしたい、キャッシュレスが世の中を良くするものでありたいという想いが込められています。一見関連性のない”キャッシュレス”と”ゴミ”ですが、一生懸命に社会課題解決とビジネスを両立するアイデアを創造していただきました。日本の明るい未来には企業と若い力の共創が鍵になると思っています。アイデアをコンテストだけで終わらせず、実現に向けて引き続き取り組んでまいります。
これからの未来の「当事者」となる学生の皆さまの様々なアイデアに触れる事が出来、大きな刺激を受けました。夢を掲げ、そこからバックキャスティングで今の立ち位置を確認し、その夢に向かって何が出来るか?何をやるか。学生の皆さまには、でっかい夢を持ってもらいたいと思います。
じゃぱにパーク、開園が楽しみです。
ハーバード・ビジネススクールのマイケル・ポーター教授が2011年に提唱したCSV(※1 Creating Shared Value=共有価値の創造)は、「社会と共有できる価値」の創造を企業の事業戦略に結びつけることで、社会的課題を解決するだけでなく、その結果として企業も競争力を強化し利益をあげ、持続可能な成長に貢献する取り組みです。製品機能や価格などの差別化要素ではなく、共感を得られるような社会的課題の解決を経営戦略に組み入れることはグローバルでのトレンドであり、日本の企業運営にとっても必須条件となりつつあります。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大によって「新たな生活様式」が求められていることもあり、人々の購買習慣やサービス体験の在り方が大きく変化してきました。こうした社会の変化を鑑みると、これまでの消費者主義から持続可能な社会の実現に向けて、循環経済を創り上げることがより一層必要となっています。そのためには、これからの経済の中心となる学生が社会課題の解決に意識を向け、持続可能な社会の担い手となっていくことが重要と考えています。
本コンテストは、そうした将来を担う学生と日本を代表する大手企業との共創によって、新たなCSV事業やプロモーションを創出し、企業や地球環境にとって持続可能な社会の実現を目指すことを目的として開催いたしました。
日時 | 2020年10月10日(土) |
特設サイト | https://csvcontest.members.co.jp/ |
開催方法 | オンライン |
参加企業/テーマ(順不同) |
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当日のプログラム |
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