株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:剣持 忠、以下「メンバーズ」)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、4月1日の入社日よりテレワーク中の新卒社員約200名を対象に、勤務実態に関するアンケート調査を実施しました。(有効回答数:196名)
その結果、テレワークで社会人生活をスタートし、新入社員研修もオンラインで受けてきたリモートネイティブ世代の勤務実態や課題、これまで感じてきたテレワークへの意見などが明らかになりました。今回メンバーズは、テレワークをはじめとする新しい働き方の普及に貢献することを目的に、本調査を公表します。
1. テレワークでの社会人生活スタートに不安を抱いた新卒社員は約8割(79.1%)。
― 不安だったことの上位は、「業務についていけるか(78.7%)」「同期と仲良くなれるか(72.9%)」「上司・チームメンバーに質問・相談できる環境か(69.7%)」「会社の雰囲気に馴染めるか(64.5%)」
2. 入社初日の働き方希望は「テレワークで働きたかった(51.5%)」と「オフィスに出社したかった(48.5%)」が五分五分。
― テレワークで働きたかった理由のトップ3は「コロナに感染したくない(68.3%)」「通勤したくない(62.4%)」「仕事に集中できる(27.7%)」、逆に、オフィスに出社したかった理由のトップ3は「慣れるまでは不安(75.8%)」「社内での人間関係を構築したかった(68.4%)」「対面の方が相談や質問をしやすい(66.3%)」。
3. 9割以上(92.3%)が上司・先輩と問題なくコミュニケーションがとれていると回答。工夫していることは「定期的な1on1(75.5%)」「なるべく早く返信(71.9%)」「積極的に感謝やお礼を伝える(57.1%)」「こまめな報告・相談(56.6%)」が上位に。
― また、チャットでのコミュニケーションについては「絵文字を使う(40.3%)」「送る前に情報を整理する(38.3%)」といった工夫をしている新卒社員も約4割。
4. マネジメント面では、上司や先輩に「定期的なオンライン1on1(56.1%)」「オンライン飲み会(54.1%)」を希望する声が半数以上。また、「対面での飲み会(44.4%)」も4割以上にのぼり、オンラインだけでなく対面でのコミュニケーションも望んでいることが明らかに。
5. 業務外での同期とのコミュニケーション方法は、「LINE」が約6割(58.2%)と最多。次いで「社内チャット(53.1%)」、「オンライン飲み会(36.7%)」「Facebook(34.7%)」と、オンラインツールの活用実態がうかがえた。そんな中、「業務外でコミュニケーションを取る機会がない」という新卒社員も2割以上(20.4%)存在。
6. 新卒社員の全員が、テレワークに必要なツールを問題なく使えていると回答。
7. 8割以上(86.7%)が「社内に気軽に相談できる社員がいる」と回答。
8. 業務上で困った際の対処法は「上司やチームメンバーにメールやチャットを送る」が9割以上(91.8%)と最多、次いで「同期にメールやチャットを送る」が6割以上(60.7%)であり、テキストでの相談が中心であることがわかった。
9. オンライン新卒研修の満足度は9割以上(93.4%)と高評価。
10. 約9割(89.8%)が会社に愛着を感じていると回答、テレワークの中であっても高い数値となった。
11. テレワークへの意見としては、「親が疾患持ちのため出勤での感染リスクがなくなりありがたい」「出社せずとも問題なく仕事をできるということに気づいた」と前向きな声が目立った。
― 気をつけていることとしては、「小さなことでも遠慮せず自分からチャットを送る」「ビデオミーティングでは雑談も取り入れる」「リアクションが伝わるよう積極的に相槌をうつ」などの回答があった。
その一方で、「同期との横のつながりがなく不安」「上司とは業務の話しかしていない」「他部署の人と関わる機会がない」といった、新卒社員ならではの悩みも浮き彫りに。
不安だったことの上位は、「業務についていけるか(78.7%)」「同期と仲良くなれるか(72.9%)」「上司・チームメンバーに質問・相談できる環境か(69.7%)」「会社の雰囲気に馴染めるか(64.5%)」
テレワークで働きたかった理由のトップ3は「コロナに感染したくない(68.3%)」「通勤したくない(62.4%)」「仕事に集中できる(27.7%)」。オフィスに出社したかった理由のトップ3は「慣れるまでは不安(75.8%)」「社内での人間関係を構築したかった(68.4%)」「対面の方が相談や質問をしやすい(66.3%)」。
また、チャットでのコミュニケーションについては「絵文字を使う(40.3X%)」「送る前に情報を整理する(38.3%)」といった工夫をしている新卒社員も約4割。
気をつけていることとしては、「小さなことでも遠慮せず自分からチャットを送る」「ビデオミーティングでは雑談も取り入れる」「リアクションが伝わるよう積極的に相槌をうつ」などの回答があった。
その一方で、「同期との横のつながりがなく不安」「上司とは業務の話しかしていない」「他部署の人と関わる機会がない」といった、新卒社員ならではの悩みも浮き彫りに。
メンバーズでは、2020年2月18日より新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、全社員を対象とするテレワークを開始しました。この度のテレワーク実施以前にも、2020年夏に開催を予定されていた世界的スポーツイベントに先立ち、2019年夏に東京エリアで勤務する社員を対象とする約2週間のテレワーク実証実験を行なっています。現在は、テレワークとオフィスへの出勤を選択可能にし、それぞれの社員が自分に合った環境で生産性を高め、成果を最大化できるような働き方を推進しています。
今回のアンケートでは、新卒社員が工夫を凝らしながら問題なくテレワークでの業務が遂行できていること、また、テレワークにおいても会社への愛着を感じていることが明らかとなりました。その一方で、人間関係を新たに構築していく必要がある新入社員ならではの課題やニーズも浮き彫りになったことから、「チーム内の親睦がより深まるための取り組み」や「チームや部署にかかわらず、横軸で情報交換ができるような取り組み」といったコミュニケーション面の改善に向けた施策を進めていくことが重要と思われます。
調査対象:メンバーズグループ新卒社員約240名
調査期間:2020年7月29日~8月3日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:196名
メンバーズでは、柔軟な働き方を促進するためこれまでにさまざまな取り組みを行ってきました。