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株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:剣持 忠、以下「メンバーズ」)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、2月18日よりテレワークを実施中の社員1,500名を対象に、テレワーク中の勤務実態に関するアンケート調査を実施しました(有効回答数:1,108名)。
業界でも先行してテレワークを実施してきたメンバーズは、テレワークの現状や課題、社員の意見などが明らかとなった本調査を公表することで、テレワークの普及に貢献します。
<主な調査トピックス>
1.全国の従業員の94%がテレワークに満足と回答。
2.テレワークで“良かったこと”トップ3は「身体的疲れ・ストレスがなくなった」「支出が減った」「趣味やスキルアップの時間が増えた」。業務に集中でき、生産性が上がった人も4割強。
3.テレワークで“困ったこと”トップ3は「運動不足」「人と話をする機会が減った」「仕事とプライベートの区切りをつけにくい」
4.98%がコロナ後もテレワークの利用を希望。希望の頻度は「週3〜4回」が43%と最多、次いで「毎日」が41%と、週の半分以上を望む声が80%以上。
5.仕事場所は、約8割が「自分の部屋」、2割がリビングなど「家族との共有スペース」。また、9割強が「テーブル・椅子」で仕事をしている中、「立ちながら」仕事をする人も一定数存在。
6.子どもと在宅勤務をする家庭の7割が「世話による業務の中断」を経験。そのほか「会議に子どもが登場」、「子どもが気になり業務に集中できない」という家庭も過半数にのぼる。
7.テレワーク中の身だしなみは、7割が普段より手を抜きがちに。その一方で「直接会わない分、印象を良く見せるため普段より手をかけた」という声もみられた。
8.今後会社に求める支援内容として、6割以上が「テレワーク手当」や「物品提供」を希望。次いで、3割弱が「自宅以外の業務スペース」、約2割が「メンタルケア」「コミュニケーション上のサポート」、ハンコの電子化といった「承認フローの変更」を希望と、社員のテレワークニーズが明らかに。
9.テレワークへの意見としては、「睡眠時間の増加や出勤時のストレス減少によって、体調も良くなり心に余裕が生まれた」「どこでも同じ生産性で働けるという自信に繋がった」と前向きな声が多い。その一方で、「長期間だと閉塞感が出る」「転職直後のため、人間関係も築けていない状況でのテレワークはきつい」といった課題やその対策を求める意見も。
調査結果の詳細
1. 全国の従業員の94%以上がテレワークに満足と回答。
2. テレワークで“良かったこと”トップ3は「身体的疲れ・ストレスがなくなった」「支出が減った」「趣味やスキルアップの時間が増えた」。業務に集中でき、生産性が上がった人も4割強。
3. テレワークで“困ったこと”トップ3は「運動不足」「人と話をする機会が減った」「仕事とプライベートの区切りをつけにくい」
そのほか、「社内外とのコミュニケーションが取りづらい」「社内情報をキャッチアップしにくい」など、コミュニケーション面での課題が多く上がった。
4. 98%がコロナ後もテレワークの利用を希望。希望の頻度は「週3〜4回」が43%と最多、次いで「毎日」が41%と、週の半分以上を望む声が80%以上。
5. 仕事場所は、約8割が「自分の部屋」、2割がリビングなど「家族との共有スペース」。また、9割強が「テーブル・椅子」で仕事をしている中、「立ちながら」仕事をする人も一定数存在。
6. 子どもと在宅勤務をする家庭の7割が「世話による業務の中断」を経験。そのほか「会議に子どもが登場」、「子どもが気になり業務に集中できない」という家庭も過半数にのぼる。
7. テレワーク中の身だしなみは、7割が普段より手を抜きがちに。
その一方で、「直接会わない分、印象を良く見せるため普段より手をかけた」という声もみられた。
8. 今後会社に求める支援内容として、6割以上が「テレワーク手当」や「物品提供」を希望。
次いで、3割弱が「自宅以外の業務スペース」、約2割が「メンタルケア」「コミュニケーション上のサポート」、ハンコの電子化といった「承認フローの変更」を希望と、社員のテレワークニーズが明らかに。
9. テレワークへの意見としては、「睡眠時間の増加や出勤時のストレス減少によって、体調も良くなり心に余裕が生まれた」「どこでも同じ生産性で働けるという自信に繋がった」と前向きな声が多い。
その一方で、「長期間だと閉塞感が出る」「転職直後のため、人間関係が築けていない状況でのテレワークはきつい」といった課題やその対策を求める意見も。
【前向きな意見】(原文ママ)
- 30代女性:今までにもテレワークをちょこちょこ試させてもらっていたので、特に不便や不都合なかった。どこで働いてもパフォーマンス変わらずに働ける、という自分の自信にもなった。
- 50代男性:出社しているのと同じルーチンで朝から行動すると、効率が上がることが分かりました。きちんと身づくろいをして、仕事というスイッチを入れることが重要と感じました。
- 20代女性:睡眠時間が増えたり出勤時の電車や社内の音などのストレスが減ったこともあって体調も良く、かなり心に余裕が生まれたと感じる。
- 20代女性:東京で通勤が無いだけでこんなに生活のクオリティが上がるのかと驚きました。コロナ関係なく、勤務形態の一つとして普通に定着していったらいいなと思います。
- 20代女性:現在東京配属だが地元(地方)でもできるのではと思ったし、できることならそうしたい。
- 20代男性:うちの部署では休日にテレワークでWebアプリを使用した遊び(お絵描きの森、人狼)などやっています。若手に限らずチーム内で休日やるのはすごくいいかもしれません。
- 30代女性:子供がいるので通勤時間のないテレワークは本当に体が楽になりました。これからずっとテレワークしたいです。
- 30代男性:毎朝の先輩との定期的なコミュニケーションスケジュールを10分だけmeetで入れたことで、オフィス出勤時よりも相談がしやすくなった(必ず朝の時間に相談できる形なので)
- 40代女性:採用では、会議室が取れない日程調整のハードルが下がり、面接へのスピードは速くなりました。
【改善に向けた意見】(原文ママ)
- 40代男性:社内外との打ち合わせや、対面ならではのコミュニケーションの経験から学ぶことが少なからず必須と思われるので、100%テレワークではなく、Face to Faceの場もあると良いと思った。
- 20代女性:新卒社員ですが、配属後一度もあったことがなく顔も知らない方と仕事をしていくことに不安を感じます。
- 20代男性:同居人とTV会議の時間がかぶることが多々あり、場所を移したり、小声で話したり、少し苦労することがあった。雑音が入らないマイク機器やWeb会議ツールなどがあれば理想だと感じました。
- 40代女性:育児だけでなく半介護しながらだと在宅は結構かなり大変。
- 30代女性:テレワーク効率は良いけど、長期間やると閉塞感が出てきます。晴海オフィスから海や空が見える環境やラウンジでほっとできる空気感とか、とても恋しい。環境ってとても大切だなぁっと改めて感じました。
- 40代男性:自宅に個室がなく、家族との共用スペースで仕事をしていると、お互いに気を使い、居心地悪いときがある。通勤時間がないのは素晴らしいが、住居と業務場所は分けたい。
総括
メンバーズは、2020年夏に開催を予定されていた世界的スポーツイベントに先立ち、この度のテレワーク実施以前にも2019年夏に東京エリアで勤務する社員を対象とする約2週間のテレワーク実証実験を行なっています。
2020年2月18日より開始し現在も実施中の今回のテレワークは急遽実施が決定したものでしたが、アンケート調査の結果から、従業員のほとんどが現状のテレワークに満足していることが分かりました。また、新型コロナウイルスの収束後も継続してテレワークを希望する声が大多数であり、「テレワークをベースとしながら必要に応じて出社をする」という勤務スタイルが望まれていることが明らかとなりました。
その一方で、子育て世帯や新たにメンバーが加わったチームにおいては勤務状況の課題も見て取れました。今後は、解決に向けたサポートの充実はもちろんのこと、自宅や業務の状況に応じて、どのような環境で自分のパフォーマンスが最大化されるかを考え、選択していくことも重要と思われます。
調査概要
調査対象:メンバーズグループ社員約1,500名
調査期間:2020年5月26日~29日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:1,108名
メンバーズの働き方改革に向けた取り組み・成果
メンバーズでは、柔軟な働き方を促進するためこれまでにさまざまな取り組みを行ってきました。
株式会社メンバーズ
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株式会社メンバーズ 広報担当 上野