株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:剣持 忠、以下「メンバーズ」)の子会社で、「日本中を開発拠点に!」を合言葉にエンジニアの地方移住を支援し、日本各地にシステム開設拠点を展開する株式会社メンバーズエッジ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:塚本 洋、以下「メンバーズエッジ」)は、「幸福度日本一」(※1)の県である福井県の鯖江市に、メンバーズエッジ初のさとやまオフィス(※2)となる「さとやまオフィス鯖江」をオープンし、2018年4月2日から業務を開始したことをお知らせします。
近年のIT人材マーケット拡大に伴い、各企業ではエンジニアの獲得競争が過熱し、優秀なエンジニアを採用・育成し、長期間働き続けてもらうことが困難な状況となっています。また首都圏の一極集中により、地方では仕事の選択肢が限定されることや首都圏とは異なる給与体系の企業が多く、首都圏と地方で仕事内容や報酬に格差が生じています。
メンバーズエッジでは、東京を中心とする首都圏の企業を主要顧客として、日本全国の開発拠点で高い専門スキルを持つエンジニアを顧客企業ごとに専任チームとして編成し、サービスを提供するニアショアシステム開発(※3)事業を行っています。地方へ移住しても、これまで首都圏で行っていた仕事を地方で担い、エンジニアの給与体系を首都圏と同基準にすることで、首都圏と地方との仕事や報酬の格差を解消できる環境を構築してきました。
これまで東京、仙台、北九州の3都市で拠点を展開していましたが、移住に伴う地方への経済効果や空き家問題解消などで地方創生に貢献したいという想いと、さらなる事業の拡大のため、福井県鯖江市の協力のもと、「さとやまオフィス鯖江」を開設し、東京からの移住者や地元福井での採用を目指すことにしました。
約20年前まで旅館として使用されていた2階建て空き物件をオフィスとして再生しました。リノベーションに際し、地元の伝統工芸職人グループ「福井7人の工芸サムライ」と協業して、眼鏡・漆器・箪笥等の地場産業の素材・技術を内装の一部に活用しています。
1階の一部に、メンバーズエッジのエンジニアと地域の職人やデザイナー等との交流スペースを設けています。東京では実現が難しい地域とのつながりづくりによって、互いに創造性を刺激し合い、エンジニアの生産性向上や地域全体での新たな連携機会の創出を狙います。
地域との交流を生むコミュニティースペース
OLDK(Office Living Dining Kitchen)というコンセプトのもと、リモートワーク環境が整備されるなど機能性を重視した執務室の他に、ダイニングルーム、リビングルームを設置しました。社員同士が昼食を一緒に作ったり、仕事後にお酒を飲みながらくつろいだり、まさに「暮らすように働く」ことで、都会のオフィスでは味わえない充実した働き方を実現します。
メンバーズエッジの理念に共感し、「さとやまオフィス鯖江」の開設に合わせ、地方での新しい働き方にチャレンジするためにメンバーズエッジに入社した、東京生まれ、東京育ちのエンジニアが、オフィスの社員第一号として鯖江市に移住を実現しました。
今後メンバーズエッジでは「日本中を開発拠点に!」を合言葉に10年で50拠点1,000人のエンジニア体制を目指して事業を展開します。これまで地方にはなかった魅力的な仕事を増やし、地元を離れずにエンジニアとして働ける環境を整えるとともに、最大100万円の移住支援金制度(※4)などを通じてエンジニアの地方移住を促進し、エンジニアが場所にとらわれることなく、日本中で心豊かに働けることを目指し、取り組んでまいります。まずは「さとやまオフィス鯖江」で早期20名体制を実現するとともに、2018年度中に新たにさとやまオフィスを2拠点開設することを目指してまいります。
所在地:福井県鯖江市深江町3番2号(旧かどや旅館跡:出村仏壇店さま向かい)
アクセス:北陸本線「鯖江」駅より徒歩5分/福井鉄道福武線「西鯖江」駅より徒歩8分
営業開始:2018年4月2日