株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:剣持 忠、以下「メンバーズ」)は株式会社サイカ(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:平尾 喜昭/代表取締役COO:山田 裕嗣、以下「サイカ」)と共同で、KPI管理ダッシュボードや統計分析によるモデル構築、レポートサービスを統合することで、企業のマーケティング施策を効率化し、ビジネス成果を最大化する、マーケティングKPI運用サービスの提供を開始いたします。
Facebookなどのソーシャルメディアの普及やCRMシステムにおいて管理される顧客情報、行動・購買履歴などがITの進展によるデジタル化・オープン化によって膨大な量のデータ(ビッグデータ)として日々生み出され、企業のマーケティング活動においてもビッグデータの活用ニーズが高まってきています。
しかしながら、企業内で複数部署が持つデータを一元化し、ダッシュボードを通じて可視化、共有化するためには、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを利用することが必要であり、これにより個別データの最適化を図ることは可能ですが、全データを俯瞰し一貫性を持った全体最適化にはコストと人員の確保、解析ノウハウが必要であり、多くの企業が課題を抱えています。また、各マーケティング施策のPDCAを図る過程でのKPI設定も重要な要素であり、それらの進捗状況を同時かつ的確に把握することが求められています。
このたび、メンバーズが強みとする大手企業へのデジタルマーケティング支援の実績・ノウハウに加え、サイカが統計的専門知識の提供と回帰式の作成を行い、企業のマーケティング施策において生み出されるデータを一元管理することでビジネス成果を最大化する、マーケティングKPI運用サービスの提供を開始いたします。また、ダッシュボードに関しては、フランスのBIME Analytics社が提供するクラウド型BIツール「BIME」を活用いたします。
マーケティングKPI運用サービスは、KPI管理ダッシュボードや統計分析によるモデル構築、レポートサービスを統合し、企業のマーケティング施策において生み出されるデータを一元管理することでオウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアなどの各施策を横断した統合分析が可能となるだけではなく、データから導き出される相関性を抽出することが可能です。この結果、各施策における予算配分のオプティマイズ、施策目標と実施結果の差が生まれる原因を追究し、適切なマーケティング施策を実現いたします。
ダッシュボードイメージ
サイカは「専門知識がなくとも扱える統計分析」を目指したクラウド型のウェブアプリケーション、[xica adelie(アデリー)]を提供しています。多くの場合に人力で行う分析の試行錯誤を自動化することで、高精度の分析結果を提供するとともに、PDCAの高速化をサポートします。また、2014年1月に株式会社セールスフォースドットコムからの出資を受けており、sales cloudと連携する営業行動分析に特化したアプリケーション[Rockhopper]の年内リリースを予定しています。
メンバーズは1995年の創業以来、顧客と共にビジネスを創造するネットビジネスパートナーとして、国内大手企業を中心とした顧客企業に対し、企業Webサイトの構築・運用をはじめ、ソーシャルメディア活用等のデジタルマーケティング支援サービスを提供しています。
2014年5月8日には、新たなミッションと2020年の目指す姿である「VISION2020」とその実現に向けた戦略を策定し、発表いたしました。
VISION2020の実現に向けた戦略の詳細はこちらをご覧ください。
※2014年5月8日発表「VISION2020」https://www.members.co.jp/company/news/2014/0508-3.html