CSV戦略コンサルティング・
CSV型プロモーション実行支援
社会課題の解決とビジネス目標の達成を同時に実現させる「CSV(Creating Shared Value)」をご支援します。
マーケティングを変え、ビジネスの在り方を変える
メンバーズは「"MEMBERSHIP"で、心豊かな社会を創る」をミッションに掲げ、「日本中のクリエイターの力で、気候変動・人口減少を中心とした社会課題解決へ貢献し、持続可能社会への変革をリードする」ことを2030年のビジョンとしています。
独自のアプローチを用いて、社会課題解決とビジネス成果向上を両立させる「CSV」事例を多数創出することで、マーケティングやビジネスの在り方を変革することを目指しています。商品やサービスの機能的価値だけでは差別化が難しくなっている今、本業による社会課題解決の取り組みやそれを効果的に発信し、顧客や社会との共有価値にするための戦略立案・実施をご支援しています。
社会課題解決に取り組む商品の継続購入意向は9割を超える
商品やサービスのコモディティ化が進み、機能や価格による差別化は一層難しくなっています。
CSVマーケティングでは、社会課題解決やSDGsの文脈で商品やサービスを再定義し、訴求を行います。それによって、既存の手法ではアプローチできていなかった顧客層の反応を引き出し、ビジネス成果の創出に繋げるのです。
当社では社会課題、特に気候変動問題をテーマに、生活者意識調査(CSVサーベイ2021年10月)を実施しました。
調査結果によると、約7割は気候変動に配慮した商品を「価格が同程度、もしくは1割程度高くても購入したい」と回答。さらに、購買経験があると答えた生活者における継続購入意向は96%と極めて高い結果となっています。(グラフ01)
このことから、気候変動に配慮した商品の購入者は満足度が高く、これらの層にアプローチすることは顧客のLTV(生涯価値)向上にも繋がるため、企業にとっても大きなビジネス成果となることがわかります。
また、生活者は「テレビCM(56.1%)」「企業のWebサイト(37.7%)」「商品パッケージやサービスへの表示(34.2%)」「ソーシャルメディア(29.2%)」といった日常的に使用する媒体においても、企業が取り組む気候変動関連の情報発信を求めています。ただ、企業の気候変動対策に関する情報発信についての設問では6割が「わかりにくく伝わらない」と感じていることから、企業のマーケティング活動・コミュニケーションには課題があることが伺えます。(グラフ02)
加えて、気候変動関連商品の非購入者層は「従来の商品と比べて、機能や性能が同等、食品の場合は味が同等」「従来商品と比べて価格が安いか同等」といった条件があれば、関連商品を購入したいとの回答が多くあがっています。
こうした結果から、CO2排出量を減らしながらこれまでの価値基準を満たす商品・サービス提供を行い、分かりやすく具体的な情報発信を行うことで、更なる顧客開拓を行うことが期待できます。
戦略立案におけるアプローチ
アプローチ(1)パーパスを起点とする社会課題解決型マーケティング施策の立案
社会課題の解決とビジネス成果を両立するには、自社のパーパスを起点にマーケティング施策を考え、ユーザーの共感を得ることが必要です。このアプローチでは、パーパスから考え、事業による社会課題解決の文脈形成を行うことで、従来の訴求では届かなかったユーザー層からの反応を引き出します。
具体的にはマーケティングの「4P」とSDGsに重要な5要素「5P」、そして「パーパス(企業の存在意義)」を組み合わせた、メンバーズ独自のフレームワークを活用し、ご支援します。
このフレームワークは、SDGsの第一人者である水野雅弘氏と当社・原裕の共著「SDGsが生み出す未来のビジネス」内でもご紹介しています。
人間
A.People |
地球
B.Planet |
平和
C.Peace |
豊かさ
D.Prosperity |
パートナーシップ
E.Partnership |
|
1:Product
商品・サービス |
人を犠牲にしない製品づくり | 資源に配慮した製品づくり | 平和を実現する製品づくり | 心豊かな製品づくり | パートナーと共創する製品づくり |
2:Price
価格 |
平等な権利を守る価格設定 | 地球環境に負荷をかけない価格設定 | 平和を促進するための価格設定 | 豊かさに貢献する価格設定 | パートナーも共に公正な対価を得る価格設定 |
3:Place
流通 |
人に負担のない流通の仕組みづくり | 環境に負荷をかけない流通の仕組みづくり | 地域の文化を尊重する流通の仕組みづくり | パートナーの豊かな生活を生み出す流通の仕組み | パートナーと共創できる流通の仕組みづくり |
4:Promotion
販売促進 |
共感性の高いコミュニケーションの創造 | 地球にやさしいコミュニケーションの創造 | 差別や争いのないコミュニケーションの創造 | 心豊かなコミュニケーションの創造 | パートナーと共創するコミュニケーションの創造 |
Purpose(事業の存在意義) |
事例|キャッシュレス決済で社会課題解決に参加する仕組みを構築

三井住友カードさまが目指す世界観『Have a good Cashless.』とSDGs(Sustainable Development Goals)をともに実現させる施策を考案し、NPOと協働するプロジェクト「タッチハッピープロジェクト」の立ち上げと運用をご支援しました。
ユーザーによるVisaタッチ決済の件数に応じてNPOへ寄付を実施するという仕組みで、Visaタッチ決済の普及拡大というビジネス成果と、社会課題への取り組みを同時に実現させました。
アプローチ(2)デンマークBespoke社の「Futures Design」メソッドに基づくビジネス機会の探索・実現支援
当社のパートナーである、デンマークのデザイン会社Bespoke社のメソッド「Futures Design」を企画立案プロセスに取り入れて、ビジネス機会の探索・実現をご支援します。
社会や生活者の未来洞察と、企業のWHY(存在意義、我々は何者か)を考えるセッションを通じて、「あるべき姿」ではなく、「ありたい姿」を想像し、バックキャスティングで実行アイデアを創出するプログラムです。
※日本企業向けにカスタマイズした「共創デザインワークショップ(Value Story Workshop)」は10社500人以上に対して実施。2020年4月以降はプログラムをオンライン化。




事例|ブランド価値を社会的視点で再定義し、ビジネス成果を向上

ベネッセコーポレーションさまでは、たまひよSHOPのブランド価値を社会的な視点で再定義し、ECサイト内のブランド訴求ページの制作をご支援しました。
施策立案のプロセスにおいては、デンマークのデザイン会社Bespoke社のメソッドである「Futures Design」を用い、戦略的な未来洞察と自社の存在意義の言語化を行いました。
再定義したブランドの価値をもとにコンテンツ制作や商品改良を行ったところ、従来のサイトよりも高い成果を得ることができました。
グリーン・イノベーション・デザイン・ワークショップ
脱炭素社会では企業のビジネスモデル変革も必要不可欠です。「Futures Design」をベースに、CO2排出量の削減とビジネス成果を両立するため、新たな付加価値を持った商品やサービス、事業の可能性を探索するワークショップをご提供します。
CSV実現の提供サービス
当社は、先述した独自のアプローチを用いながら、企業の事業やマーケティングを社会課題解決型へと転換させていくご支援を行っております。
提供サービス
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CSV経営戦略デザイン
企業経営を利益の追求から社会課題解決に変革するための経営戦略・ミッション/ビジョンの策定を支援します。 -
CSV実行コンサルティング
CSV経営を実現するための事業戦略の立案、共創プランの立案、共創パートナーとしてNGO・NPOのコーディネートを支援します。 -
サービス・プロダクト開発
社会課題解決とビジネス成長を両立させるサービスコンセプトの立案・プロダクト開発からグロースハックまでを一気通貫で支援します。 -
CSV型プロモーション
商品の社会的価値を明らかにしながら、顧客の共感を効果的に得るためのプロモーションを支援します。
サービス事例紹介

【社会課題解決型コンテンツ・CSV事例】
CO2排出レベルに基づいて普段の暮らし方のサステナブル度を診断し、心地よい未来に向けて行動いただくためのコンテンツを企画・制作。ユーザーのサステナビリティに対する態度変容、ブランドイメージの向上に貢献。 楽天グループさまの事例詳細へ
【CSRページリニューアル・SDGsメディア立ち上げ】
セイコーホールディングス株式会社さま
CSRページリニューアルとSDGsメディア「サステナブル・ストーリー」の立ち上げを実施。SDGs活動の情報発信を強化し、リニューアル後のPV数は1.6倍に増加。 セイコーホールディングスさまの事例詳細へ

【SNS広告支援・CSV事例共創】
パナソニックさま
今回のプロジェクトにより、自社とお客さま視点とのギャップに気付くことができた
パナソニックさまの事例詳細へ
関連サービス
関連情報

メンバーズのCSV活動
クライアント企業へのご支援だけでなく、自社内でもSocial Good Action(SGA)=社会に対して良いインパクトをもたらす取り組みを2030年までに100個実現させるべく、SGA+100プロジェクトを実施しています。 SGA+100プロジェクトへ