株式会社みずほフィナンシャルグループさま
日本を代表する金融グループであり日本最大級のウェブサイトを有する「みずほフィナンシャルグループ」。
2006月12月に行われたグループ一斉のサイトリニューアルとウェブガバナンス統一についてお話をお伺いしました。
ウェブサイトの位置付け・戦略
今日、ウェブサイトはお客さまに対して重要なメディアであり、チャネルであると考えています。特に金融業においては、取り扱う商品・サービスの性質上、その位置付けは極めて高く、みずほグループ全体においても、重要度は年々高まってきています。ウェブサイト戦略上、特に重要視している2つが、セキュリティとアクセシビリティ/ユーザビリティです。セキュリティについては、安心してご利用いただけるウェブサイトを提供していくことが金融機関の務めであると考えています。高水準のセキュリティ確保に取り組んでおり、最高水準のセキュリティを満たしたサーバーを用意し、1年に一度以上、膨大なチェックリストを元にセキュリティチェックを行っています。
金融業界のサイトは他業界のサイトよりも可用性が求められ、ウェブサイトがダウンしてしまうことは、たとえ短時間でも決して許されません。みずほフィナンシャルグループの各社はもちろんのこと、外部パートナーにも同じセキュリティ水準を要求しています。
一方、アクセシビリティ/ユーザビリティについては、様々なお客さまが快適にウェブサイトを利用できる環境を提供するよう日々調整を重ねています。当社グループのサイトには老若男女幅広い年齢の方がいらっしゃいますので、文字サイズを変更するボタンを設置するなど、すべての方がストレスなくご利用いただけるようなサイト作りを行っています。特に、グループのウェブサイト運営という観点では、お客さまがスムーズにグループ各社のサイトを移動して、情報が入手できるよう一貫したユーザビリティを実現することが重要です。
こうしたウェブサイトにおける取り組みは、当たり前で地味な活動ですが、ウェブサイトを通じてみずほフィナンシャルグループのブランド価値を高めていく、非常に意味のある活動であると私たちは考えています。
一斉リニューアルの目的と苦労した点
2002年、みずほフィナンシャルグループ・みずほ銀行・みずほコーポレート銀行のウェブサイトを同時に立ち上げ、さらに2003年に、みずほ信託銀行が新サイトを立ち上げました。当時はグループ会社共通の取り決めが緩やかであり、サイトデザイン、カラーなどは統一されていたのですが、ナビゲーションの分類やカテゴリ分けなど、細かいところは統一されていない部分もありました。
そこでグループ各社すべてのウェブサイトの統一されたルールが必要であると考え、グループ4社のウェブサイトを全面的に一斉リニューアルすることとなったのです。同時にアクセシビリティ/ユーザビリティやセキュリティに関しても、より高い水準のサイトを実現したいと考えました。またリニューアル後もサイトの品質を恒久的に維持するために、このリニューアルを機にウェブガバナンス体制を整備し、グループ共通のアクセシビリティ/ユーザビリティガイドラインを制定し、制作マニュアルを策定することとなりました。しかしリニューアルはあくまで頭だしであり、現在も継続してウェブガバナンス体制の整備を行っています。
実際のリニューアル時は、パートナーであるメンバーズの選定から9ヵ月と準備期間が短く、5ヵ月でガイドラインを制定し、4ヵ月で制作を行いました。
右からみずほFG村尾さま、春田さま、
弊社舩木、みずほFG植村さま、渥美さま
みずほフィナンシャルグループ4社の同時リニューアルであるため、4社間のそれぞれのウェブサイト担当者、関係者との調整はとても大変でした。まず会議体を整備し、グループ各社のすべての会議に、ハブとなるみずほフィナンシャルグループスタッフが参加しました。これはプロジェクト全体の状況を把握し、全体統制を行うためです。
グループ全体の定例会を週に1回設け、各4社のマーケティング要件が違ってきますので、併せて各社毎週一回の分科会を設けました。みずほフィナンシャルグループスタッフとメンバーズは最低でも週、計5回の会議です(笑)
メンバーズをパートナーに選んだ理由とご期待いただいた点
時間に余裕がなく、コンテンツの量も膨大なので、パートナーの選定は非常に重要でした。複数の会社に声をおかけしてリニューアルについて提案いただいたうえで、メンバーズをパートナーに選定しました。当初メンバーズを選定した理由は、「高い技術」「速い業務」「安い費用」でした。しかしながら、その後もパートナーとしてお付き合いさせていただいている大きな理由はメンバーズのみずほフィナンシャルグループに対する「深い理解」と「強い愛情」です。
また、大きかったのは動員力です。短い期間でリニューアルを行うため、ある一定の期間に膨大な作業が集中することはわかっていました。最後の2ヵ月に4社同時リニューアルですからね。それだけの作業をこなせるリソースを投入できることが絶対に必要であり、リソースが安定的に確保できなければ、サイト公開スケジュールが遅れてしまうリスクを抱えていました。そういった大変な日程なスケジュールでありながら、膨大な業務量を高い技術を保ちながら運用するメンバーズの体力はとても頼りになりました。
会議風景
ウェブサイトの世界は動きが速いので、継続的な情報の収集と、サイトのリファインやガイドラインなどの見直しが必要であり、こうした業務をスムーズに行っていくために、私たちには情報収集力と機動力が求められます。グループ会社の日々の悩みが私たちに届きます。私たちは、すぐにメンバーズに相談しそれを解決します。メンバーズの皆さんは、みずほフィナンシャルグループのウェブサイトに理解と愛情をもって取り組んでいただけるので、私たちも安心してリニューアル後も運用のパートナーとしてお付き合いさせていただいており、現在は10社以上のグループ会社もメンバーズをパートナーにしています。
リニューアル、運用におけるメンバーズについて
なにしろ馬力があります。仕事が速いです。ぎりぎりのスケジュールではありましたが、スケジュール通りのサイト公開となりました。
なかでも期待以上だったのは、若い担当者の方の「力」です。メンバーズでは、入社して2年目から数年目の若いスタッフも、企画や運用として第一線で業務に 取り組んでおり、皆さん勉強熱心でアイデアも豊富であり、日々あらゆることを吸収し成長されています。非常に頼もしく感じます。
逆に不満といえば当初、担当の方と連絡がスムーズにいかなかったことです。短期間でのリニューアルであったため、リリース時期が近づくと皆さんお忙しいせ いか、なかなかつかまらないこということがありました。このことに関しては当社から改善をお願いして、全ての情報を把握している連絡担当者を1名置いていただくことで、担当の方には、必ずすぐに連絡が取れるようにしていただき、問題は解消しました。またもう一点、誤算は「安い費用」です。メンバーズから次々に提案をいただき、それを実行していくうちに結果的に費用が膨らみ、予算が足りなくなりそうになったりしています。
今後のウェブサイト戦略・展望
全面リニューアルの効果で、当社のIRサイトの評価が大きくアップするなど、みずほフィナンシャルグループ全体のウェブサイト品質は大幅に向上しました。とはいっても、まだまだ当社より評価が高い企業はたくさんあると考えていますので、より一層向上させていきたいと考えています。
当面の課題は、ウェブサイトガバナンス体制の見直しを引き続き行い、より多くのグループ会社のウェブサイトを整備していくことです。また海外を含めた横の広がりを考えており、みずほフィナンシャルグループグローバルサイトの構築、運用を行っていきます。これらの課題についても、メンバーズにノウハウ があると聞いていますので、協力しながら取り組んでいく予定です。
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株式会社みずほフィナンシャルグループ |
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