SEMコラムVol.59
成熟したリスティング市場で生き残るための戦略
株式会社メンバーズ メディアマーケティング事業部 金澤 大輔
リスティング広告を運用している中で、施策・改善を重ねているにも関わらず効果があがらない、むしろ悪くなっている、そんな経験をお持ちの担当者の方も多いかと思います。
もちろん施策が適切でない場合や、市況そのものが低迷している等さまざまな要因は考えられるのですが、その一つとして考えられるのが、競合の影響です。
出稿広告の増加によるCPCの高騰
媒体が入札方式をとる以上、同じキーワードに入札する広告主が増えれば当然同じ順位を維持するのに必要なCPCは上がります。
特に自社で効果を上げているキーワードは他社にとっても効果の良いキーワードである可能性は高く、どの広告主も入札に力を入れていることでしょう。
ただしCPCがあがり続けると、どの企業も採算があわなくなり入札価格を下げるため、一定の価格に収束する傾向がみられます。
競合のスキルの向上
貴社のリスティング運用で、広告文の検証を繰り返し、常に効果の高い広告文を選定し続つづけているのと同様に、他社もまたよりユーザを惹きつける広告文を作り続けています。
また、従来集客に重きを置いてきた企業も、LPOなど成果に結びつけるための施策を実施し始めており、スキルを上げてきています。
自社よりも他社の施策が優れていれば、見込み客は他社へ流れる可能性が高くなります。
他社のCTR・CVRの向上は自社のCTR・CVRの低下につながっているのです。
当たり前ですが、このようにリスティング広告は何もしなければ効果を落としていく一方なのです。
そういった意味では、現状を維持しているだけでもそれは改善ができていると言えるのかもしれません。
売上をさらに増加させていくためには、対カスタマーだけではなく、対コンペティターを視野に入れて施策を実施していく必要があります。
広告文→ランディングページにおいて、いかに他社と差別化をできているかを意識しましょう。
そのためには定期的に検索結果をチェックし、他社の入札状況や出稿している広告文を把握することが必要となってきます。
いずれにせよ、とにかく出稿すれば効果が上がるといった時代はすでに終わっています。
検索連動型市場で生き残るためには、より戦略的な施策が求められてきているのです。
