SEMコラムVol.11
リスティング運用"成功の秘訣"
株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン プランニンググループ 大藤 宗一
今日のリスティング広告市場動向を鑑みると、大手企業のリスティング導入が普遍的になってきています。
「リスティングの運用が難しい」「手間がかかる」と言われる原因を一概に述べることはできないですが、運用をする際に注意すべき点は誰にとっても共通です。
それは「運用スケジュールや作業内容の明確化をしっかり行う」ということです。
リスティング広告という広告は、キーワードとそれに紐付く広告文の出稿数に制限がなく、追加しようと思えば際限なく追加できます。
ロングテールという概念の浸透もあってか、闇雲にキーワードを増やし、それに連動して広告文を量産している広告主も少なくないのが現状です。
また、キーワードの入札単価やリンク先のURLも無制限に変更できます。
そのため、効果検証なしの変更作業に没頭し、効果の低い作業に大半のリソースを費やしてしまうことも珍しくありません。
気づいた時には他の仕事が全く片付いていない…なんてことはないでしょうか。
だからこそ、リスティング運用を開始する際、まず最初にすべきことは担当する部署や人のリソースを考えた上でスケジュール・作業内容を明確にすることです。
基本はPDCAサイクルに則った落とし込みがベストです。
大まかではありますが、軸をBtoC、BtoBに分けて期間を3ヶ月で区切った場合、下記のスケジュールと作業内容が1つの目安になります。
【BtoC】
0ヶ月目・・・Plan
1ヶ月目・・・Do/Cheack/Action
2ヶ月目・・・Do/Cheack/Action
3ヶ月目・・・Do/Cheack/Action
【BtoB】
0ヶ月目・・・Plan
1ヶ月目・・・Do
2ヶ月目・・・Do
3ヶ月目・・・Do/Cheack/Action
サービスに対する利用者(検索ユーザー)が多い場合は、必要なデータ量がすぐに溜まるためPDCAサイクルの頻度を多くとるようにします。
逆に、サービス利用者や運用予算が少ない場合は必要なデータが溜まりにくいので、ある程度まとまった時点でCheckとActionを行います。
例えば、実際の作業内容では一般的に下記が挙げられます。
PLAN ・・・運用予算、運用目標、出稿内容の確定
Do ・・・広告出稿
Cheack・・・レポーティング
Action・・・出稿内容の変更・追加、予算・入札額・出稿時間の変更
上記を基本とし、目標に対する現状との乖離を把握して各作業内容をより細かく掘り下げます。
そうすることで理想に近づく運用が可能になります。
もちろん、作業内容を掘り下げた分、比例して消費するリソースを計算し、別途確保することも必要です。
リスティングの運用で疲弊せずに成功する秘訣。
それは、スケジュールと作業内容(作業量)を明確にしたPDCAサイクルによる仕組みを構築することです。
自社独自のPDCAサイクルを持つことで、状況に合った無理のない最適な運用が可能になるのではないでしょうか。
<7/9(水)>セミナー後記
Webサイト・パフォーマンスを最大化”成果を出すためのLPO設計セミナー
7月9日(水)14時~ 当社10階大会議室にて
「Webサイト・パフォーマンスを最大化”成果を出すためのLPO設計」セミナーを開催いたしました。
当日は、梅雨も関わらず、季節の谷間の晴れに恵まれ、人材関連、不動産関連、金融関連、流通小売関連など様々な業界の多数のWebマーケティング担当部署の方にご来場いただきました。
セミナーでは、Webサイトのパフォーマンスを最大化するという命題にそって以下の3つのテーマで講演を行いました。
1.Webサイト2種類の導線とLPO設計
2.リスティング最適化のためのLPO設計
3.サイト・パフォーマンス向上のためのレコメンドのコツ、クリエイティブのコツ
以下講演内容を抜粋し、ご紹介いたします。
<第一部>Webサイト2種類の導線とLPO設計
【講師】株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン プランニンググループ長 吉澤 浩一郎
【講演内容】
・前日の7月8日の日経産業新聞に掲載された当社のボトルネック診断サービスの説明
・ランディングページの改善によるサイト・パフォーマンスの説明
・コンバージョンを最大化するための回遊型サイト、リニア型サイトのそれぞれの特性の説明
・LPOツールの機能比較
<第二部>リスティング最適化のためのLPO設計
【講師】株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン メディアグループ 植木 耕太
【講演内容】
・事例に基づく、リスティング広告のロングテールキーワードの活性化
・事例に基づく、LPOツールをもちいたビックキーワードの検証と活性化
・PDCA運用にリスティング広告とランディングページの更なる最適化
<第三部>サイト・パフォーマンス向上のためのレコメンドのコツ、クリエイティブのコツ
【講師】株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン プランニンググループ 嶋津 靖人
【講演内容】
・マルチエントランスサイトによる回遊とクロスセル
・レコメンデーションの手法解説
・レコメンデーションツール機能比較
・レコメンデーション活用事例
セミナー開催中は、熱心に講演に耳をかたむけ資料にメモをとられている方が多く、実際にLPO、レコメンデーションの導入を検討されている方もおり、セミナー終了後は多数の方が講師やスタッフと談話され、自社の課題に伴った質問をされていました。
また、技術評論社Web Site Expertの編集部の方にもセミナーにご参加いただき、当社植木が講師を行ったセミナー第2部は、Web Site Expertに一部分抜粋され掲載されることとなりました。
●終わりに
当セミナーの開催にあたり、お忙しい中ご足労いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
SEMコラムVol.10
ガラ空き一等地を狙え!携帯サイトのSEO対策
株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン プランニンググループ 大藤 宗一
2006年にKDDIとGoogleが提携して以来、NTTドコモとソフトバンクもその動きに追随、急速に携帯TOP画面への検索窓の設置が進みました。
ユーザの検索エンジン利用率も高まり、企業側にとってはますますモバイルの検索エンジン対策が重要な課題となるでしょう。
今回は「具体的にモバイルSEO対策をどのように行えばよいか?」を解説します。
これまでは、携帯サイトへのアクセスアップ方はランキングサイトの攻略でしたが携帯検索エンジンの台頭により、SEO対策が注目されております。
しかし、具体的な対策法が確立しきれてないといったところが現状です。
理由としては
- 相互リンクを張り合う文化が存在せず、リンクの評価がしにくい
- 公式サイトと勝手サイトの違い
- キャリア/端末の違い
などが企業の参入を妨げている要因となっております。
ではどのように対策すればいいのか?といった疑問がわきますが、基本としては、「検索エンジンに嫌われないようなSEO対策」を行うことで利用するユーザーに優しいサイト作りを行うことが必要となります。
具体的な方法
【キーワード選定】
SEOを実施する前にリスティング広告を実施し、
- 自社サイトに対するニーズがあるか?
- 検索ボリュームがビジネスとして成立する母数があるか?
- 上位表示することで競合優位性を確率できるか?
を確認します。
【タグ】
『titleタグ』『metaタグ』『strongタグ』をしっかりとキーワードを記入します。
『strongタグ』はiモードでは使えないため、 中央寄せの『center』タグや文字の色の指定で行います。
【ディレクトリ構造】
ページ数が多いサイトの場合は、コンテンツによってページをフォルダへ振り分けるようにしてディレクトリの構成を分かりやすいものにし、ロボットが巡回しやすく、同時にユーザビリティの向上を図ります。
【内部リンク】
サイト内の他のページへの移動をスムーズに行わせるためにユーザーがどのページにいても自分の居場所がわかるようにすることと少なくともTOPページにはすぐに戻れるようにリンクを張るようにします。
【外部リンク】
リンク習慣のない携帯サイトでもYahoo!Googleともに影響はあります。
そのため、「Yahooカテゴリ」の登録や「Yahooカテゴリ」に登録されたサイトから相互リンクを積極的に行うことで被リンクを増やす努力を行いましょう。
かなり骨の折れる作業となりますので、まずは出来るところから始めていくのがベストです。
「サイトを訪問してくれたユーザーの事を第一に考える」事こそが最高のSEO対策なのではないでしょうか。
SEMコラムVol.9
キーワード・広告文・ランディングページ。
どれを改善する?
株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン メディアグループ 植木 耕太
リスティング運用の施策は、キーワードの順位調整や、広告文のテストなどが中心となっています。
また、ここ最近はランディングページの重要性も見直され始めています。
ここでは、それぞれの施策のもたらす成果について整理してみます。
キーワードの入札調整による掲載順位の上昇
- クリック数を増加させることができ、コンバージョンも増加する
- 施策にあまり手間がかからない
- クリックコストが増加し、コンバージョン単価が悪化することも
広告文の修正テスト
- クリック数を増加させることができ、コンバージョンも増加する
- 比較的簡単にテスト実施が可能
- クリックコストが増加し、コンバージョン単価が悪化することも
ランディングページの最適化
- 同じ広告クリック数から、より多くのコンバージョンを獲得できる
- クリックを増加させるための費用はかからない
- よって、コンバージョン単価も改善できる
- ページの改修に費用がかかる
おおまかにまとめると、以下のようになります。
コンバージョン数の拡大→キーワード施策、広告文施策
コンバージョン単価改善→ランディングページ施策
現状のリスティング運用の課題と、自社のマーケティング目標を鑑みながら次に打つべき施策を決めることが大切です。
SEMコラムVol.8
検索ワードに潜むニーズをつかむ
株式会社メンバーズ
プランニングディビジョン メディアグループ 藤田 紫乃
リスティング運用の際、重要な作業の一つにキーワードの選定があります。
キーワード選定の際はビッグワードからロングテールワードまで、ターゲットとなるユーザーの想定される行動や目的などありとあらゆる可能性を想定し、その後は運用を行ないながら効果の高いキーワードを精査していきます。
しかし、この逆の方法でキーワードを作成することも可能です。
解析ツールの利用や、アドワーズにおいては検索クエリレポートの機能を利用して、実際に検索されているキーワードを確認することができ、そこから想定していなかったキーワードを発見できる場合もあります。
例えば
「車 欲しい」
こういった願望のようなキーワードは見落とされがちですが、まさにユーザーの声が反映されたもので、コンバージョンにつながる可能性の高いキーワードとなります。
また、最近ではアドワーズにおいては数分前まで遡って検索クエリを参照し、よりユーザーの行動に即した広告を配信していくテストが実施されていることが明らかになっています。
ピンポイントのキーワードをいかにして見つけられるかということが今後はますます重要になってくるでしょう。
レポートなどを見る際は、コストやCTRなどのチェックはもちろん重要ですが、検索されたキーワードをユーザーの心の声として見てみるのも大切な作業となるかもしれません。
