代表取締役からのごあいさつ

左:代表取締役 兼 社長執行役員 髙野 明彦
右:代表取締役 兼 会長執行役員 剣持 忠(当社創業者)

当社は、2023年2月24日開催の取締役会において、以下の通り代表取締役の異動を決議いたしました。
これにより、経営体制の強化・充実を図り、当社グループの持続的な発展とさらなる企業価値の向上を目指します。

代表取締役の異動に関するお知らせ
https://www.members.co.jp/company/news/2023/0224.html

日頃お世話になっております皆さまへ、剣持、髙野よりごあいさつを申し上げます。

代表取締役 兼 会長執行役員 剣持 忠(当社創業者)からのごあいさつ

インターネット黎明期の1995年にメンバーズを創業し、デジタルマーケティング支援を開始しました。インターネットの普及と共に拡大し2006年に新興市場に上場を果たしましたが、経営力の低さが原因で直後に2期連続赤字、離職率25%、株価低迷による上場廃止基準抵触と倒産の危機に陥ってしまいました。
どこよりも優れたサービスがひとつもないこと、本質的には社員の幸せを軽視していたことを反省し、社員の幸せを土台に、世界一のWeb運用サービスを目指しました。また、立て直すのであれば社会に役立つ会社にしたいと、どん底から背水の陣で決意しました。その後、皆で粘り強く弾み車を押し続け、倒産危機時の社員150名、74百万円の赤字の状態から、現在では社員は2,000名を超え、営業利益も18億円を超えるまでになりました。

いま当社は、デジタルビジネス運用世界一を追求し、2030年に1万名体制を築いてお客さま企業と共に脱炭素社会を実現するというビジョンの実現に挑戦しています。足元では、社員数の増加率が売上成長率を上回っており、2023年3月期通期連結業績予想を下方修正(2023年2月2日発表)することとなりましたが、デジタル人材の需要は旺盛であることを踏まえ、人材採用・育成への先行投資は引き続き強化し、さらなる拡大を通じ成長を継続する方針を掲げています。ビジョン実現に向けた節目のタイミングである今、経営体制をさらに強固なものとし、創業社長である私からの経営のサクセッションを確実に進めるためにも、二代表制とすることとしました。

社長執行役員に就任した髙野は、当社の15年前の倒産危機の際に数名の社員と主体的に再建に取り組み、倒産から救い再成長を牽引した立役者の一人です。ミッション、ビジョン、コアバリューの再構築、中長期の経営戦略の立案から推進、人事制度の抜本改革、社員数の飛躍的な拡大、革新的な働き方改革、脱炭素の取り組みに率先してリーダーシップを発揮し大きな実績をあげてまいりました。
二代表制とすることで経営スピードを高め、企業価値向上と脱炭素社会の実現に向けて両輪を今まで以上に力強く回してまいりますので、お客さま、お取引先さま、株主さまをはじめとするステークホルダーの皆さまにおかれましては、変わらぬご支援をいただけますようよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 兼 社長執行役員 髙野 明彦からのごあいさつ

この度、2023年4月1日に代表取締役社長に就任いたしました。当社では2023年3月期に10年振りとなる通期減益を予想しており、成長の踊り場、節目のタイミングにありますが、社長として覚悟を新たにし、ここからまた長期的な成長を実現すべく取り組んでまいります。

1995年の創業以来、メンバーズの成長を牽引してきました剣持は、引き続き代表取締役会長としてリーダーシップを発揮していくこととなります。二代表制における社長としての私の役割は、創業者のリーダーシップに頼らずとも、永続的にお客さま企業や社会に対する価値を創出し強い成長を実現するための、会社の仕組み・文化を作り上げることだと考えております。メンバーズという社名の由来でもある「全員参加型経営」を新たなステージへと引き上げ、全社員が強いオーナーシップとリーダーシップを発揮する会社づくりを目指します。

また今の時代の経営者の使命は、サステナブルな事業モデルと経済社会への転換を成し遂げることだと考えております。そのためにVISION2030に掲げる世界一のデジタルビジネス運用とデジタルクリエイター1万名体制を実現し、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションが喧伝される時代において、お客さま企業と社会にとってなくてはならない存在となれるよう牽引してまいります。そしてメンバーズが定款にミッションとして掲げる「人々の幸せや環境・社会と調和した脱炭素型で持続可能な経済モデル、ライフスタイルへと変革することで、世界の人々に心の豊かさを広げ、社会をより良くする」ことに強く貢献できるよう尽力いたします。お客さま、お取引先さま、株主さまをはじめとするステークホルダーの皆さまのご期待に添えるよう専心努力してまいりますので、今後ともご指導ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

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